富士フイルムは凄い企業
まず、富士フィルムではなく、富士フイルムである。
敬意を示して登記上の会社名で書きます。
コア技術から他業種へイノベーションを爆発させる!
富士フイルムは、化粧品や健康食品と共特化のイノベーションで成功を収めた。
その中核は昭和9年から続くフィルム技術。
コラーゲンを使った保湿テクノロジーで最強コスメが誕生、
会社全体の売上は1.5倍に!
そして今、メタバリアSが糖を抑制する!
フイルムカメラの時代
知っての通り、富士フイルムは元々は銀塩写真のフィルムや印画紙のメーカーだ。
歴史は古く、戦前の1934(昭和9年)まで遡る。
その後、1962年に富士ゼロックスを設立、カメラも作った。ポケットカメラや写ルンですが懐かしい。
デジタルカメラの時代
フィルムメーカーの富士フイルムは、デジタルカメラにうまく移行したと思う。
ロスはあったと思うが、コダック(デジタルカメラを発明した会社)のように壊滅的にならなかったし、医療や液晶生産などにフィルム技術を応用し、他に真似出来ない共特化を築き上げた。
ちなみにコダックと富士フィルムの相違点については、ハーバード・ビジネス・レビューで、ダイナミックケイパビリティ論として掲載されている。
両社とも経営難に陥った。当初、両社は多くの資金を保有し、しかも同じように写真フィルムをめぐる高度の技術や知識資産を保有していた。特にコダックは、今日、デジタル・カメラに利用されているコア技術を世界で初めて発明した会社でもあった。
しかし、結果的に、コダックは資源を有効利用することなくして倒産した。これに対して、富士フイルムは本業を捨てて生き延び、むしろ以前よりもさらに成長している。両社の「何が」異なっていたのか――まさしく、ダイナミック・ケイパビリティ戦略の差であった。
(出典:ハーバード・ビジネス・レビュー「ダイナミック・ケイパビリティの戦略学」より)
しかし、結果的に、コダックは資源を有効利用することなくして倒産した。これに対して、富士フイルムは本業を捨てて生き延び、むしろ以前よりもさらに成長している。両社の「何が」異なっていたのか――まさしく、ダイナミック・ケイパビリティ戦略の差であった。
(出典:ハーバード・ビジネス・レビュー「ダイナミック・ケイパビリティの戦略学」より)
イノベーションの時代
女性の肌の保湿技術と、フィルムの乳剤保湿技術が似ていることから、技術者の発案で短期間で化粧品分野に進出、有名化粧品メーカーとぶつからない、いわばブルーオーシャンの通販チャネル専門販売で皮肉にも赤い色の化粧品アスタリフトが躍り出た。
中島みゆきや松田聖子のTVCMを見たことある方も多いに違いない。
そして、メタバリアシリーズだ。
メタバリアSについては、以下に詳しく書いたので参照されたい。
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